コミケC92 ファイナルファンタジー

How to Cosplay

コスプレのタイプはどのように分けられる?

コミケC92 ファイナルファンタジー

コスプレのタイプを絞り込む

コスプレをしたいキャラクターがある場合には、悩むことなくその作品・キャラクター一途で一直線にコスプレ衣装の製作or購入へと向かうことになります。これが、コスプレをするほとんどの場合です。

しかし、漠然と何かコスプレをしてみようかとか、コスプレの回数が増えてきますとネタを探すのに苦労することがあるかと思います。

またよくあるのが、イベント期日までに予定していたコスプレ衣装が届かないというような場合に、代替えのコスプレを用意しなければならなくなり、さて何をコスプレしようかなどと考えることがあります。

その場合には、イベントの雰囲気や撮影背景などに合わせて、コスプレの系統から絞り込んでいきキャラクターを選ぶことになります。
このキャラクターコスプレには、いくつかのタイプに分けて考えることができます。

いくつかのタイプに分けられるコスプレ

コスプレは、その系統によっていくつかのジャンルに分けることができます。
そのジャンルにより、カメラを集めることが目的になったり、ウケ狙いであったりと求められる結果が変わってきます。

制服系

文字通り、学校制服や作品中の軍服など組織の制服コスプレです。
アニメ・漫画作品の主人公のほとんどは17歳付近に年齢が設定されていることが多く、その描かれる日常では学校制服を着ています。

コスプレ ラブプラス2000年代に流行ったコスプレでもあり、「涼宮ハルヒの憂鬱」の北高制服セーラー服や「らき☆すた」の陵桜学園高校の制服、「ガンダムSEED」ではザフトやオーブの制服などがコスプレにおける大ヒットになっています。

古くは’90年代「パトレイバー」の警視庁特車2課の制服などがコスプレイベント会場を埋め尽くしていました。

アイドル系

アニメ・漫画・ゲーム内に登場するアイドル衣装のコスプレであり、最近の人気コスプレにもなっており2010年代に入り大ヒット中です。これは、マルチメディア展開するスマホゲームによる影響が大きく、ゲーム内で派生するアイドル衣装が中心です。
世間一般の地下アイドルブームが、コスプレのブームにも大きく影響していると思われます。

ヒットの火付け役は歌姫とメカ戦闘を融合させた「マクロスF」で、並行してアーケードゲームの「アイドルマスター」がアニメ化前よりジワジワと人気を上げてきます。これに「アイカツ!」「ラブライブ」などのアイドルアニメが続くこととなります。

ゲーム系

コスプレ人気は、一般的には多くの人が目にする機会が多いアニメ発となることが多いのですが、最近ではスマホゲームの普及からゲーム発のコスプレ人気も多く誕生するようになっています。
ただし、ゲーム系のコスプレは防具や武器などが複雑で、自作における難易度が高いのもその特徴です。
その分、高い完成度を誇る場合にはイベントでの注目度も高くなり、周囲からもリスペクトされる傾向にあります。

最近では「Fate -Stay night-」から高い人気が続く「FGO」、イベント会場を埋め尽くした「艦これ」などが該当します。
古くは家庭用ゲーム機で流行った「ファイナルファンタジー」のシリーズ、「DEAD OR ALIVE」「ヴァンパイア」シリーズなどが、今もなおコスプレにおいても高い人気を保っています。

魔法少女系

キューティーハニーを祖としミンキーモモから続く魔法少女シリーズは、定番の変身シーンがありいつの時代も女の子の憧れであり、変身願望を満たしてくれるコスプレにおいても相性が良く、常に高い人気を誇ります。
それまでは“個”であったものが、セーラームーンからはグループとなりコスプレ合わせでコミュニケーションが取りやすくなっています。

最近では、「まど☆マギ」以降の魔法少女はダークファンタジー化しています。
「魔法少女 俺」などは、男性がコスプレ出来る魔法少女(?)としても注目です。

ドール・着ぐるみ系

コスプレ衣装を着るだけがコスプレと思っている方も多いのですが、こういったロボットやドール系の着ぐるみもコスプレに分類されます。

コスプレ衣装は既製品の量産が可能なことから低価格で量販されるようになりましたが、造形の製作には技術とノウハウが必要であることから量産は不可でありワンオフしかあり得ません。このジャンルは、まだまだ一部の自作派コスプレ上級者の特権領域でもあります。

人気の高いガンダム系は、大規模なイベントになりますと必ず何体も集まって来ます。男の子のお子様などは、一緒に写真を撮るなどしますと喜ぶでしょう。

コミケC95 コスプレ ガンダム イフリート改

実写系

実写映画・ドラマのキャラクターをコスプレします。スターウォーズシリーズを中心としたアメコミ系、仮面ライダーシリーズ、ウルトラマンシリーズなどが有名です。
ドラマのコスプレでは芸能人系と重なる部分もありますが、例えば「相棒」の"杉下右京"を真似る場合には、芸能人の"水谷豊"ではないためキャラクターのコスプレになるわけです。

実写ドラマは広く一般にも知られていることから、一般の方がハロウィンやクリスマス、忘年会等で余興としてのコスプレをし易い傾向にあります。

コミケC86 アイアンマン コスプレ

芸能人系

コスプレ ピコ太郎その年に流行した芸能人や有名人、CMなどをパロったコスプレも注目を浴びます。

モノマネ芸人顔負けの「ビートたけし」や「明石家さんま」「タモリ」といった大御所から中堅・若手芸人まで。コミケでも定番で有名なのは「松本人志」や「マツコデラックス」など、他にもその年に流行った一発屋芸人などがよくコスプレされます。一発屋芸人などは、その年の忘年会の余興のネタにされます。

芸人が行うモノマネとコスプレの違いはどこにあるのでしょうか?
その違いは、声真似&演技が入るかどうかにあります。コスプレはあくまでも「格好だけ」という定義ですので、"見た目"だけなのです。

その他では、「きぬた歯科」や「高須クリニック」院長というようなCMなどで有名な一般人がコスプレの題材として取り上げられることもあります。

ギャグ系

アニメや漫画作品をパロったコスプレや、作品内のパロディをコスプレとして具現化することも1つのジャンルとして確立しつつあります。

また、その年の流行語や話題となったイベントなど、一般の人が強く印象に残るような事象やワンシーンをコスプレで再現します。

これらの場合に注意しなければいけないのは、犠牲者が出た事件や災害など"負"の事象は絶対にNGであるということです。目立とうとするほど、徐々にエスカレートしていってしまう傾向にありますので、そうなってしまいますと確実に炎上します。

あくまでも、見ている人の全てが楽しんでもらえるような内容、クスッと笑えるような内容が良いでしょう。

コミケC94 ネイマール 川島 コスプレ

オリジナル系

自分のイメージの中にある、オリジナルのキャラクターをコスプレで立体的に具現化します。
例外なく「あれは何のキャラクター?」とみんなに思われていますので、ボードなどにオリジナルであることを記載する必要があります。

その上で、市販されていない衣装でありますから自作派コスプレイヤーのみに許されたコスプレであり、綺麗にまとまった場合には注目度も高くなりカメラが集まります。

このためオリジナル系のコスプレは、コスプレ上級者向きのジャンルでもあります。カメラが集まる数で成否がはっきりと出てしまいますので、難しいジャンルです。

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これらの区分以外にもジャンル分けはできるかとは思いますが、おおまかに一つの例として分けてみました。

自分がしているコスプレがどのジャンルに属するのかということを、考えながら衣装を揃えてみてはいかがでしょうか。そうすれば、普段見えていない別の角度からキャラクターを見ることができ、新たな表現方法が発見できるかもしれません。


 

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