コミケC94 ビッグサイト

Event review

イベントレビューコミケC94(2018夏コミ)

コミケC94 ビッグサイト

もうすぐ100回のコミケ

コミックマーケット、略してコミケです。

2018年夏コミは、C94のナンバーが付いており94回目という意味です。
コミケは年2回、8月の夏コミと12月の冬コミがありますから、94回ということは50年近い歴史があることになります。
ということは、初期の頃の晴海のコミケに参加していた人たちは、今は60歳を超えている、ということになるでしょうか。

2020年東京オリンピックが終わった後、2021年には記念すべき節目の100回を迎えるということですね。
と、その前にオリンピックと真っ向からぶつかる2020年の夏コミは、GWの頃に開催時期をずらすと言われていますけれども、今度はGWだとニコニコ超会議とぶつかるのではないかと思うのでした。

その前の2019年の夏冬コミは、4日間開催が決定したそうです。
これは、オリンピック開催に伴う東館(1~8ホール)が使用できなくなるためで、代わりに現在西展示棟の奥に建設中の南展示棟が稼働、さらに青海展示棟を使用しますが、これでもC94の床面積に比較して74%にしかならないそうです。

ところで、青海展示棟ってどこでしょうか?
と思い調べましたところ、隣の東京テレポート駅前に仮設で建設するそうです。
有明からは徒歩20分だそうです、ビーナスフォートの前です。
企業ブースが、青海展示棟へ行くようです。

2019年秋の東京モーターショーもお台場から木場にかけての分散開催とも言われており、会場移動に時間がかかるイベントってどうなんでしょうか。

それと、毎回全日でコスプレ参加しているコスプレイヤーさんは、来年は4日間の連チャンで参加するのでしょうか?
体力的に果たして持つのでしょうか…3日目で、かなりヘロヘロになるんですけど。

今年のコミケのお天気

さて、今年のコミケはどうだったかと言いますと、お天気はなんとか3日間ともに雨にも降られず無事に終了することができました。
これは屋外メインのコスプレにとっては、非常にラッキーでした。

1日目と2日目は快晴、3日目は曇りで時おり晴れ間が見える空模様で雨が振りそうな気配でしたが、何とか終了までもった感じです。
夕立の予報も出ていましたが、都内ではゲリラ雷雨があったものの、有明ではコミケ開催時間中に雨は降りませんでした。

今年の夏は猛暑を超えての酷暑、気温も35度を超える日々が続き、熱中症の危険度はMaxへと跳ね上がっていました。
絶対に屋外のコスプレ会場は40度に迫っているはずで、おかげで用意していたドリンクも足りなくなるくらいでした。
毎年思うのですが、よく夏コミってあれだけ人が集まっていて救急搬送者がゴロゴロと出ませんよね、と。

コスプレイヤーさんも暑いのは同じ、凍らせたドリンクを持ち込んでおり、差し入れをしますと大変に喜んでいただけるのでした。
しばらくすると、ちょうど程よく溶けて冷たくてオイシイ、と好評でした。
一番喜んでもらえたのは、ソルティライチです。

ただし、今年は西日本豪雨の影響でドリンク類の配送が間に合わず、スーパーではソルティライチが品切れになっていました。
リクエストに答えられない日もありまして、レイヤーさんにはゴメンなさい、他のでカンベンしてくださいと。

コミケの混雑状況

コミケC94 TFTビル

TFTを回り込むコミケの入場列

今回、1・2日目に比べて3日目は特に混雑していたように感じました、3日目だけ入場にかなり時間がかかりました。
今年の夏コミの場合、1日目は平日金曜日ということもあり、まだ仕事をしている人が多かったというので、少ないのはわかります。
2日目の土曜日は逆に、「海の日」で連休となったことからなぜ空いていたのかがわかりません。
3日目が混雑するのは…やっぱり18禁!?

終了後の報道で、1日目/16万人、2日目/16万人、3日目/21万人との発表、やはり3日目が混んでいたと感じたのは間違いではありませんでした。

この観客動員数は日本国内のイベントでは最大級となります。
最大のイベントは、東京モーターショーの80?100万人なのですが、これは約2週間の開催期間での話、1日あたりでは土日の10万人が最大でありコミケの1日あたりでの観客動員数はこれを上回り15万人オーバーとなります。

コミケの人口密度はラッシュ時の新宿駅並みと言われ、世界でもっとも混雑するイベントはコミケかメッカ巡礼だと言われています。

コミケC94 入場待機列

コミケへの入場待機列がりんかい線の駅から続きます

C94人気のコスプレ

今回のC94は圧倒的に『はたらく細胞』が強く、「血小板ちゃん」が大人気でした。
赤血球、白血球、マクロファージさんと。
あと目立ったのはバーチャルYoutuberで、「キズナアイ」「輝夜月」「ミライアカリ」が多く見られました。

「艦これ」は過去の物となりつつあり、「FGO」「進撃の巨人」「アズールレーン」は一段落といった感じでしたでしょうか。
コミケで人気のコスプレの特徴は、やはり放映中のアニメ系が強く、その他のゲームや実写系がまんべんなくいるという感じです。

コミケのコスプレは、他のローカルコスプレイベントと比較しますと、コスプレの完成度が極めて高くなるという点があげられます。
というのも、全国からコスプレイヤーが集まってくることから、当然ながら選りすぐりでレベルは高くなります。

衣装のクオリティが高くなるのをはじめ、造形のレベルはどれもハイレベルで、合わせ(併せ)などのチームでもばっちりと合わせて来ます。

コミケC94 宝石の国 コスプレ

-Event review