イベントレビューコミケC96（夏コミ）1日目

台風10号の直撃は回避出来そうなコミケC96の4日間

当初、台風10号が連休最終日、12日の月曜日に関東地方を直撃するとの予報が出ていましたが、ここへ来てその台風10号も足踏みをしており連休明けの水曜日に西日本、四国～九州の方へ行きそうです。西日本の皆さんは警戒してくださいね、そしてコミケから西方向へ帰る交通の便に影響が出る可能性があります。

毎回前日からのお天気の心配をするワンフェスとは違い、コミケのここ数年は開催期間中は雨に降られることはなく、東京都心部が夕立のゲリラ雷雨に見舞われたとしてもお台場・有明地区は雨に降られていなかったりしました。それだけ、お天気の神様には恵まれているコミケでもあります。

さて、今回のコミケC96は前例の無い4日間開催となり、入場料としてリストバンドを新規導入するなど、また企業ブースは距離が離れた青海展示場となるなど、コミケとしては初めてづくしとなります。

比較的空いていたコミケ1日目

主催者発表では1日目の来場者は16万人とのことでしたが、企業ブースが青海展示場となり来場者が分散したのか、有明会場は比較的空いていたように感じました。

特にコスプレエリアに関していえば、隙間も目立ち比較的ゆっくりと撮影スペースが取れる状況でもありました。これは、今日がまだ金曜日の平日で社会人では仕事の人も多かったという状況もあるかとは思います。ツイッターなどでも、夏休み前の仕事の追い込みに追われる悲鳴(？)のつぶやきなども見かけることができます。

そのようなわけで、コスプレイヤーさんの人数は少なめであったと言えます。これが明日以降、連休＆お盆休みに入った時にどのくらいの混雑状況になるのかが注目です。また、4日開催となったことでこれまでは3日全日参加をしていたレイヤーさんやカメラマンさんが、参加日数を絞り込んでいる様子も見られます。これも、混雑状況にどのような影響が出るのかというのに注目する必要があります。

企業ブースが別館になったことで、午後になり戦利品を抱えて帰り際にちょっとコスプレエリアに立ち寄って見ていくという、一見さんが明らかに減っていました。それが、コスプレエリアが混雑していなかった最大の理由でもあります。

コミケC96-1日目お疲れ様でした

夏コミで一番気をつけなければいけないのが熱中症対策です。当然ながら皆さん水分補給のためのドリンクや塩分補給の飴などを常備し、冷却カイロや首筋を守るタオルなどを装備しています。

コミケは他の大手企業が開催するイベントとは大きく異なり、一般参加者もお祭りを盛り上げる大切な構成要素になっています。そんな参加いた者が熱中症で死亡した、などというニュースが流れてしまいますと安全対策の是非が問われコミケの運営方法にまでケチが付くことになってしまうのです。

そうならないよう、一人一人が十分すぎるくらいの注意を払う必要があるわけです。

とは言え、今日の炎天下はさらに湿度も高く、水分を補給しても汗が玉のように流れて行く、という状況でもありました。日陰に入ってこまめに休憩を取りながらでないと、倒れてしまいます。

実際のところ、
・脈拍が速くなる
・気持ち悪くなる

という状態になりました、これは完全にヤバイ一歩手前です。I度からII度の一歩手前で、もう少し進むと救急車のお世話になるところでした。

まず日陰に入り、首筋を氷で冷やします。こういう時にペットボトル飲料を凍らせて持っていますと、溶けて飲料になると同時に首筋を冷やすのにも使えます。そして水分補給、電解質も失っていますからスポーツドリンクのようなものがいいでしょうね。

これで、10分ほど休憩すれば復活です。

午後には風が少し強く吹くようになってきましたので、コスプレにとってはウィッグが乱れるなど困りものでしたが、熱中症に対しては汗が蒸発できることから効果は高いのでした。

帰りの交通機関も普段のコミケと違い空いていました

コスプレエリアは16時で終了、更衣室は17時までとなります。最後ギリギリまで撮影を粘る人もいるのですが、今回はかなり余裕があったようで16時を待たずに撤収するレイヤーさんやカメラマンさんも多く、撤収もスムーズだったような気がします。

ご覧のように、いつもは"ゆりかもめ"も駅へ入るのに入場制限が行われている光景が見られるのですが、今日はそれも無し。逆にコミケ名物が見られないというのも、少し淋しい気がいたします。

さて、明日の2日目はどうなるでしょうか。