渋谷へ100万人が集まると言われるハロウィンの夜
ハロウィンの夜、10月31日の渋谷へは大勢の人が仮装をして集まって来ます。
日没後、19時頃からは大学生や高校生っぽい人たちが、20時を過ぎると仕事を終えた社会人が集まって来て、21~22時頃にはそのピークを迎えます。みんな、明日は普通に朝から学校や会社があるんだよね!?。
さて、池袋ハロウィンや川崎ハロウィンなどと並んで全国的に有名となっているのが渋谷ハロウィンですが、渋谷が池袋や川崎とは決定的に違うのが統率する実行委員会が無いというものです。このため、ルールが無くこの夜だけはカオスな街へと変貌してしまうのです。
いや!?一応社会通念上のルールはあるのですが、それを取り締まりリードする組織が無いために、やって来た人々が自由勝手気ままに動き回ることから、無法地帯と化してしまいます。警察官が交通整理を行い、マイクで注意を促しますが、皆さんそんなものはどこ吹く風、誰も注意を聞いてはくれません。
「路上で写真撮影はしないでください」 「立ち止まらないで歩いてください」というアナウンスも馬耳東風、馬の耳に念仏であります。
そんなヒャッハーな「荒れた街」というイメージが付いてしまったハロウィンの夜の渋谷ではありますが、これだけの人が集まると言うことはそこには何かしらの魅力があるということでもあります。
コスプレして渋谷へ集まる4つの理由
では皆さん、何をしに渋谷へ集まって来るのでしょうか?
「インスタ映え」というワードが浸透して久しいですが、多くの人たちが仮装・コスプレをして仲間内での写真を撮りに来ています。道路上のあちこちで、自撮り撮影を行うグループの姿が散見されました。
このため警察官は「路上で写真撮影はしないでください」と注意を促していたのです。撮影で立ち止まりますと、そこに人の流れの滞留ができて渋滞が生じてしまうからです。
撮影した写真をSNS等へとアップ、「いいね!」をもらうことで承認欲求を満足させるということになります。
ただし、コスプレ撮影ができる場所は限られており、歩行者天国になっている渋谷交差点から道玄坂にかけて、渋谷109の周辺のみが撮影可能なスポットとなっています。それ以外の場所、センター街や井の頭通りなどでは移動する人が多過ぎて撮影は難しい状況にあります。せめて、一瞬だけ立ち止まり自撮りをするのが精一杯となります。
比較的人が少ないのがその外側で、公園通りとオルガン坂ではかなり空いています。こちらの方まで来る人が少ないことは、結局のところ渋谷の中心部に集まること、人混みの中に身を置くことを最大の目的としていることが判ります。
ハロウィンの夜に渋谷へ集まる理由としては、
- グループ同士で写真を撮り合う
- ただおしゃべりをしている
- ナンパ・交流目的
- 私服の人が会社帰りに仮装・コスプレを見に来る
数年前には、この場にスーツや私服で紛れ込みますと場違い感・違和感がアリアリでもあったのですが、近年では仮装・コスプレを会社帰りに見に来る人も多く、混雑に拍車をかけています。半数くらいがハロウィン仮装をしていない、一般の人達でもあります。
渋谷ハロウィン、どのようなコスプレが多いのでしょうか
多くの人の仮装は、私服で顔に傷のメイクを施しただけのものや、メイド衣装、セーラー服など、ゾンビ風のメイクを合わせたものなどが主流となります。
いずれも、5,000円前後で通販やドンキなどで購入ができる衣装です。これは、ハロウィンにかける予算が3,000~5,000円というデータとも一致しています。
そのような中でも、衣装やコスプレの作り込みにお金がかけられていると思われる本気のハロウィン仮装もチラホラと見受けられます。
- アノニマス
顔ばれが無いことからも比較的やり易い仮装です、しかも仮面のみで低価格に抑えられます。 - カオナシ
こちらも顔バレが無いのが特徴、しかもジブリ作品は誰もが判ってくれるコスプレでもあり空振りしません。 - 鬼滅の刃
アニメも人気、コスプレでは今年最大のブームが来ているジャンプ作品です。 - 僕のヒーローアカデミア
こちらもジャンプ作品で人気のヒロアカ、渋谷にも複数グループが出ていました。 - ミニオン
定番のディズニー、衣装も低価格で購入しやすいことから人気があります。 - ONE PIECE
外国人に人気のコスプレで多く見られました。 - マリオ/ルイージ
同じく外国人が多くコスプレしており、衣装も安価で手に入れやすいことが理由にあります。
-
ハロウィンコスプレに最適なゾンビアニメ7選
ハロウィンではゾンビコスプレが大人気 ハロウィンでは、生きている人がお化けに仮装して霊界から死者と共に現世 ...
続きを見る