コスプレイベントには高価なカメラがずらり
コスプレイベントへ高価な一眼レフカメラを持って撮影に来る人たちは「カメラマン」と呼ばれています。
中には、これらの人たちを「カメコ」(カメラ小僧の略)と呼ぶ人もいますが、この単語は無意識で使わない方がよいでしょう。
その理由↓↓↓
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デジカメが高性能化して安くなってきたとはいえ、20~50万円のカメラ本体にレンズも10~20万円オーバーといったハイスペックなものを装着しています。
さらにフラッシュにはソフトボックスを装着していたり、外部に大きな電池ボックスを付けていたりと、かなりこだわった重装備のコスプレカメラマンがたくさんいます。
最新ではフラッシュの代わりにLEDライトがカメラに付いていたり、フラッシュが電動で自動に向きが変わる最新型フラッシュなどがあります。これらの機材は、ワンフェス2019[夏]やC96コミケで見かけることになるかと思われます。
コスプレイヤーさんから見た場合、プロカメラマンならばそういった重装備も理解できるでしょうが、アマチュアでプロ顔負けの装備でコスプレ写真を趣味で撮りに来ていることは初めて見るとビックリすることでしょう。
写真を撮るのにスマホが普及した今の時代に、アマチュアでこれだけの高価なカメラが並ぶのは鉄道写真かモーターショーコンパニオン、そしてコスプレイベントくらいなものでしょう。
肩書き「フォトグラファー」の方が格好いい?
スタジオ経営などをしていたり、フリーカメラマンで撮影を仕事にしている人に会いますと、名刺の肩書きには「フォトグラファー」と書かれていたりします。
またコスプレイヤーさんがコスプレ撮影で名刺をもらうと、リアルにフリーのプロカメラマンさんだったりして、そういった肩書きに「フォトグラファー」とある場合があります。
ここでフト、疑問が湧きます。「カメラマン」と「フォトグラファー」って、何がどう違うのでしょう。フォトグラファーの呼び方の方が、横文字で格好良い響きがあります・・・いや、「キャメラマン」も英語なんだけどね!?(笑)
コスプレイヤーさんで、名刺をもらった際に???とならないために、この微妙な違いを知っておきましょう。
カメラマンには2つの仕事があります
カメラを扱う仕事には、動画と静止画の2つがあります。
英語で「Cameraman」は、動画を撮るカメラマンのことを指します。これに対して静止画を扱う、写真を撮る活動をしている人を「Photographer」と呼びます。
「Photographer」を日本語では「写真家」と訳されます。
日本語では、動画も静止画もカメラを扱う人のことを「カメラマン」と呼ぶことから、
- 動画カメラマン
TV番組制作、CM/ミュージックビデオ、映画など - 写真カメラマン(=フォトグラファー)
フォトジャーナリスト(報道)、商業カメラマン(商品撮影など)
と区別して呼びます。
この名刺の肩書きに「フォトグラファー」と入れているのは、静止画の写真カメラマンであることを強調していることで、動画撮影の仕事が間違って来ないようにしているとも言われています。
フォトグラファー=写真家にも2種類の仕事があります
「フォトグラファー」の日本語で「写真家」という意味には、芸術家・アーティストというニュアンスが含まれています。
- クライアントの依頼により商業的な写真を撮る
- 自分が撮りたいものを撮り表現する(芸術家)
コスプレ写真は趣味の要素が強いことからも、どちらかというと後者に入るでしょうか。
とはいえ、コスプレ撮影に来ている人たちを「フォトグラファー」とはちょっと呼びにくい気がします。やはり「カメラマンさん」がしっくり来るかと。
その上で、光を自在にコントロールした撮影で信じられないような写真を作り上げるコスプレカメラマン、それこそが「フォトグラファー」と呼べるのではないでしょうか。ホント、数人です。
もしプロカメラマンから名刺をいただくようなことがあれば、その時には名刺に書かれた肩書きにも注意して見てみましょう。