コスプレ衣装ショップ ローゼンメイデン

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コスプレ衣装を購入してみよう

コスプレ衣装ショップ ローゼンメイデン

これまでは自作ができる限られた人達の趣味であった「コスプレ」。

オーダーメイドから一転、既製衣装が販売されるようになり、ネット通販が普及するにつれて、コスプレへのハードルが下がります。さらに、格安の中国製衣装が出回ることにより、ユーザーの裾野が一気に広がることになったのです。

ここで、コスプレ衣装は「作るもの」から「買うもの」へと意識が大きく変わったのでした。

2. コスプレ衣装を購入する

そんな今の時代でコスプレイヤーを目指すには、全ての人が衣装を自作で作ることが出来る裁縫スキルを持っていなければならない、なんてことは全くありません。

以前、コスプレ衣装ショップが誕生した頃の'90年代には、コスプレ衣装は自作が基本で購入派は邪道、という風潮が少なからずありましたが…
コスプレ衣装ショップが増えバリエーションも豊富になった現在では、自作派でも時短や緊急の場合には購入を利用します。

自作と購入を併用するというのが、コスプレバリエーションを増やすためには当たり前に行われています。

コスプレ衣装ショップ まどマギ

 コスプレ衣装を購入する店舗

リアル店舗、及びそういった店舗の通販で購入する

秋葉原や中野、池袋といったオタク街の店舗で新品や中古品が購入出来ます。実際に現物を手に取り、生地や縫製の品質などを確認して購入することから安心して購入が出来ます。
これら実店舗は、それなりの経営基盤がある会社が運営しており、誰もが知るメジャーな店舗が多いことからも、大きなハズレはありません。

欠点としては、こういった繁華街へ出向かなければならないこと、このような店舗が無い地域の人では利用しにくいことがあげられます。
また、実店舗を繁華街に構えるということは、その分の店舗維持費用が発生していることでもあり、衣装の価格はそれを反映して割高となります。

さらに、店舗では保管できる在庫点数に限りがあることから、人気の衣装やサイズでは早々に在庫切れとなる場合があり、わざわざ出向いたのにお目当ての衣装やサイズが購入出来ないということもあります。

実店舗では、主に売れる旬なキャラクターをメインに揃えていることから、逆にいえば旧作やマイナーなキャラクターの衣装は無い、ということでもあります。

通販ショップでコスプレ衣装を購入する

リアル店舗を持たない通販のみのコスプレ衣装ショップ・サークル製が2000年以降に急激に増えました。現在、コスプレ衣装を手に入れる最もスタンダードな方法です。

これらの通販ショップ、サークルは次のように区分けされます。

  • 日本系ショップ
    日本人が日本国内で企画/運営するコスプレ衣装ショップで、日本製と中国製を扱う場合があります。例外として、日本人が上海で運営しているkissのようなショップがあります。
    受注生産以外では、多くの場合で在庫を持っていますので発送が早い傾向にあります。
  • 中国系ショップ
    主に中国の縫製会社が日本人向けに日本国外で運営しているコスプレ衣装ショップで、ほとんどの場合で在庫を持っていません。受注生産となり、発送までに1週間~10日かかり届くまでに2週間~1ヵ月以上かかる場合もあります。
    見分け方は配送の部分で、国際郵便(EMS)や佐川急便で送ってくることから送料が全国一律1500円などになっています。
  • 代理系ショップ
    自らはコスプレ衣装の企画はせず、他の会社が製作したコスプレ衣装を仕入れ、あるいは委託受注して販売します。
    これを見分けるのは、だいたいどこかで見たことのあるような製作元が撮影した同じサンプル写真が使われています。

ファイナルファンタジーX ユウナ召喚士

通販ショップでコスプレ衣装を購入する際の欠点は、仕上がりの品質が把握できないという点です。サンプル写真は、どのようにも見た目良く撮影が出来ることから、写真だけでは判断の決め手にはなりません。

また、在庫を持たないオーダーから発送までに1~2週間かかるような受注生産の場合ですと、そもそもサンプル写真とは違うものが出来上がる可能性が高いことは認識しておく必要があります。
当然、サンプルの製作には気合いを入れてベテランがあたり、量産ではコストを落とす意味で技術レベルが劣る人に任せることがあるからです。(そうでは無い場合もある)

通信販売において気をつけることは、日本の法律(特定商取引法)では事業者の名称と所在地、電話番号、管理者の氏名の表記が法人・個人を問わずに義務づけられています。
これのいずれかでも欠けることは法律違反であり、何らかのやましいこと(いつでも逃げられるように)があると考えてよいです。

このため、「特定商取引法の表記」が無いネットショップは、仮にそれが個人であったとしても、トラブル予防のため自動的に選択肢からは外すべきです。
よい商品を販売するショップ&サークルであれば、逃げも隠れもせず自信とそれなりの覚悟を持って運営しているのが普通です。

それでも、表記が無い個人サークル等のコスプレ衣装が欲しい場合には、そこは自己責任で・・・となります。

オークション、SNSでコスプレ衣装を購入する

オークションサイトやツイッターなどSNSの受注では、企業製作のコスプレ衣装だけではなく、個人製作や小規模なサークル製のコスプレ衣装も数多く扱われています。

量産には向かないキャラクターの衣装があったり、かなり複雑な造形までを製作してくれたりすることがあります。
ほぼ受注生産となることから、細部の仕様変更やサイズ指定が細かくできることがメリットでもあります。
マイナーなキャラクターや派生衣装にまで及ぶなど選択肢の多さは魅力ですが、仕上がり品質が通販以上に掴みづらく、当たり外れの差が最も大きくなるリスクがあります。

国内の出品者でも発送元が国外の場合、海外製の粗悪品の可能性もあります。このため、出品者の情報や評価をよく確認した上で、十分気をつけて入札をするようにしましょう。
また、「評価」にはサクラが紛れ込んでいることがあります。

オーダーメイドでコスプレ衣装を購入する

市販で販売されていない衣装でも、オーダーメイドで製作できることがあります。オーダーメイドの衣装製作を請負っているのは、専門の業者や衣装サークルなどです。

デメリットとしては、製作者と発注者との間でキャラクターのイメージに相違があり完成品がイメージ通りのものにならなかったりする場合があります。

オーダーメイドで衣装を製作する場合には、キャラクターの資料をはじめとした、なるべく多くの資料を用意する必要があります。
資料は後から仕様変更などが無いように見積り時に提出して、設定や素材、質感などの細かい希望を正確に伝えましょう。

採寸は必ず他の人にやってもらいましょう。特殊なデザインの場合、細かく採寸する必要があります。

コスプレ衣装のオーダーメイドでは、最大のネックとなるのは時間と費用です。

時間は、完成までに数ヶ月を要することも珍しくないので、イベントなどの予定がある場合には期間に余裕をもってオーダーをしましょう。
イベントに間に合わないことも念頭に入れて、代替えのコスプレ衣装も用意しておくと万が一の時にも慌てずに済みます。

特注できる衣装の制作費は3万円くらいから、合皮や鎧など複雑なものは10万円以上かかることもあります。
個人の受注でよくあるのが、価格の決め方が不透明で不満があったりと、支払いでトラブルになることがありますので注意が必要です。

価格と品質

ユニクロやしまむらやイオンなどで販売されている一般的な衣料品では、同じ型を大量生産することによって1,500円といったような買いやすい低価格に落としています。

これに対してコスプレ衣装は、一般の洋服みたいにそこまで多くの需要が無いことから大量生産ができません。また、フリルや特殊な形状など縫製に手間がかかる部分が多くあることも、これまた一度に大量の製品を作ることが難しく、1着当たりのコストは上がる傾向にあります。
しいて言えば、オーダー/セミオーダーのスーツを購入するのと同じなのです。

これが、1着当たり2~3万円が基準となる根拠となります。

北京オリンピックがあった2005年頃には、1着5,000円前後での中国製の安いコスプレ衣装が日本国内に流入し価格破壊がおこりましたが、これは中国の安い人件費があってこそ可能な価格でした。
今の時代、中国でも都市部の人件費は日本と大差がなくなっており、中国製でもある程度の品質を担保しますと15,000円前後~20,000円になってきています。

この価格の変化は、A社公式衣装がブランド立ち上げ当初の価格帯は7,000円台でしたが、今では15,000円前後になっていることからも、読み取ることができます。

同じキャラクターのコスプレ衣装であっても、ピンキリで驚くほどに価格が違うことが解ると思います。

その価格が違う理由は、

  • 公式の版権料(10%ほど)
  • 生地の種類や品質(厚み、シワがよりにくいなど)
  • 裁断、縫製の丁寧さ(ミシンがまっすぐ走っているかなど)

コスプレ衣装の価格帯と品質の特徴の目安

  1. 1万円以下
    中国製の場合が多く、粗悪品の可能性が高いことから、購入には注意が必要です。
    自分でリビルドができる場合、直して仕上げるベースとしては使えます。
  2. 1~2万円
    既製のコスプレ衣装で最も多い価格帯であり、多くのコスプレイヤーが2万円を予算上限に設定しています。大手A社の公式コスプレ衣装の価格帯でもあります。
    しかし、価格とクオリティが比例しないことが多いため、慎重な判断が必要です。コスパが良い掘り出し物もあれば、ガッカリもある価格帯です。
  3. 2~3万円
    日本製に手が届き、サークル製で品質の高い衣装が手に入る価格帯です。作りがしっかりしていて、デザインの再現性も高く、安心して購入・着用ができます。
    3万円以上の価格帯との違いは、生地を専用に染めるところから企画ができるかどうかになります。
  4. 3万円以上
    大手C社の公式コスプレ衣装の価格帯(4~5万円)、またサークル製で複雑な仕様の衣装がこの価格帯に入ります。フルオーダーが可能になる金額でもあります。

デレマス,スターライトステージ衣装

コスプレ衣装購入時の注意点

コスプレ衣装は実店舗で手に取って購入できる機会の方が少ないため、ネット上に公開されている情報に頼るしかありません。ですが、この"情報"もマイナス評価を含めてすべて正しいとは限らないのが実情です。
先のAmazon評価のサクラや、競合するライバルショップがあること無いこと嘘八百を流すことがあるためです。

唯一、自分で判断できるサンプル写真ですが、これも評価が高く出来がいい他ショップの写真を盗用したりと、信用できないサンプル写真も確認されています。
かと言って、安い衣装はすべてダメ、オークションはすべてダメとも言い切れないので、判断は難しいところでもあります。

しいてい言えば、初めて購入するショップでクオリティが判らない場合には、まずは「お問い合わせ」から色々と質問をしてみることをお勧めいたします。

  • 問い合わせへのレスポンス
  • 真摯に答えてくれるかどうか
  • 商品を熟知しているかどうか
  • 不可の場合の代替え案の提示

そのコスプレ衣装で各サイズごとのB/W/H等の実寸を聞いてみてもいいでしょうし、材質などを聞いてみることも有効です。
レスポンスに3日とか4日かかるとか、代理出品だから判らない、などでは問題外です。

コスプレイヤーをしていますと、格安衣装を購入して「失敗した」という経験をみんな一度くらいはお持ちではないでしょうか。
こういった断片的な情報を収集しながら、経験を積み重ねて詐欺的なショップを嗅ぎ分けていくしか無いようです。

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