コスプレキャラクターとリアル身長が合わない時の回避術

背が低いと、男性キャラのコスプレはできませんか？

結論から先に申し上げますと、コスプレにおいて身長はあまり関係ありません。気にせずに、やってみたいコスプレを楽しみましょう。

この逆のケース、身長が165～170cmあり小柄な女性キャラクターのコスプレをやりたい場合も同様です。

身長の高低がコスプレにおいてあまり関係が無いのは、「コスプレ趣味」というものは常時それで街中を歩き回るわけではなく、限られた閉鎖空間内において写真撮影で作品を作り上げるのが最終的な目的であるためです。写真の中では、小道具や撮影テクニックにより身長を意識しない作品を作り上げることが可能だからです。

イベントなどの披露で身長が低い場合には、足りないものは足せばいいわけで、衣装によってはハイヒールや厚底靴などでカバーができます。

コスプレにおいて身長が高い人の場合、手足が長く8頭身に近づきスラッとして見えることから、スマートに見せる事が可能になります。逆に身長が低い人の場合には、小柄で可愛らしく見せることが出来るわけです。

それでもコスイベントで背の高さが気になる場合には、合わせ（併せ）で対比させる相方の身長を調整し、合わせ全体でのバランスが取れるように組み合わせます。

身長には高低それぞれにはそれぞれの良いところがあり、その特徴を最大限に活かしたコスプレをすることが、コスプレイベントを楽しむ上で最も重要となります。

得てして、背が高い人は小さい身長をうらやみ、背が低い人は高い身長に憧れています。どちらも無い物ねだりであり、今さらどうにもならない･･･と開き直るべきです。

コスプレの中には、ローティーンキャラのコスプレも多くあるわけです。当然、身長を合わせるなんていうことは不可能なわけでありますから、あとは様々なテクニックでカバーするわけです。

普段はなれないキャラクターになれること、それが「コスプレ」の真髄です。

化物語「八九寺真宵」－ 新谷るる(@niiyaruru)さん

写真撮影のテクニックで身長を感じさせない

それでは、身長の高低を回避する"技"を見ていきましょう。

身長が低い場合

身長が高い場合

どちらも、合わせ撮影を行う際には実際のキャラクターに合わせて対比させた身長の人と撮影するのが基本です。また遠近法を利用して、立ち位置を前にしたり後ろへずらしたりして、高低差を演出する方法があります。

その他の身体的特徴の悩み

身長だけでなく、その他にもバストの大小や肩幅などの身体的な特徴で悩む人は多くいます。

基本的にコスプレでは、足りないものは"盛る"ことで解消し、コンプレックス部分に関しては「衣装」「メイク」「撮影テクニック」等でカバーすることになります。自分では無い"キャラクター"を上書きするのが、コスプレという趣味になるのですから、作り込んでしまえばいいのです。

最近では、巨乳のニセ乳といったような便利なグッズも増えてきています。

逆に様々なコンプレックスを持つ人が（コンプレックスが無い人はいないと思いますが･･･）、コスプレの世界では欠点部分をマスキングすることができることから、気持ち的には呪縛から解放されます。

「コンプレックス部分は、自分の魅力を削いでいる･･･」、このように考えるのがごくごく普通ですが、その"コンプレックス"は今の多様性の時代では『あなただけの強み』になるのです。