化物語 直江津高校制服 コスプレ衣装

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『化物語』私立直江津高校制服

化物語 直江津高校制服 コスプレ衣装

県立直江津高校は実在する(した)

私立直江津高校。直江津という地名は新潟県にあり、そこには県立直江津高校という学校が存在します。ところが、『物語シリーズ』ではこの新潟が特に聖地としてモデルになっているわけではありません。
また、「県立直江津高校」は2012年3月に創立100周年で閉校しています。

化物語の聖地は都内ベイエリアと千葉市を中心に描かれています。ゆえに、私立直江津高校のモデルは幕張の県立高校と言われておりWikipediaなどにも記載されていますが、この情報は(在校生・卒業生が言うには)間違いだそうです。
千葉モノレールが描かれていることから、千葉市内の場所が聖地とされやすいのでした。

『化物語』シリーズ作品中、「私立直江津高校」の制服は半袖の"夏服"と長袖の"冬服"があり、作品中にも舞台となる季節に従いこの両方が登場します。また、ネクタイは通常タイプの「ダービータイ(紫)」と「リボンタイ(紫&黄色)」があります。(使い分けの基準は不明です)

化物語 直江津高校制服 コスプレ衣装

可愛らしく膨らみのあるパフ、胸ポケットには象徴の文房具、ネクタイは内側から折り返す奇抜な取り付け

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私立直江津高校女子制服の特徴

ジャケット

この制服の最大の特徴は、肩口の「パフスリーブ」にあります。

「パフスリーブ」とは、ふわりと膨らんだ形状の肩袖のことで、丸みを帯びた女性的な輪郭とボリューム感が得られ肩から腕をふんわりと包み込む愛らしいラインを形成します。
こういったデザインは、なで肩や小柄な女性に適しており、子供服などの可愛らしいデザインのディテールとしてよく用いられます。

化物語 直江津高校制服 コスプレ衣装アニメ制服では、中学校制服などでワンピースタイプにこのパフスリーブを採用している例はありますが、高校制服のジャケットでは珍しい部類に入ります。
私立直江津高校の女子制服としては、このパフスリーブが愛らしくふんわりと膨らんでいる必要があります。

また、この私立直江津高校の冬服(長袖)においては、肩口のパフスリーブから手首までのタイトな袖が付けられています。
このような形は、「ジュリエットスリーブ」「エレファントスリーブ」などで区別して呼ばれます。

これも袖の重みでパフスリーブが垂れ下がってしまい、綺麗な膨らみが作れていない衣装には注意が必要です。ただパフを付ければ良い、というわけではありません。

 

この衣装のもう一つの特徴は、そのカラーリングにあります。

"桃紫"とでも言うべきカラーは、既製の生地色にはまずありません。おそらく、コスプレ衣装自作派では一番難しく悩む部分でもあるはずです。

このため、コスプレ衣装へとおこす場合、納得したカラーを出すためには生地を染めるところから始めなければなりません。

既存の生地カラーでこのコスプレ衣装を製作しますと、「何か違う」というコスプレが出来上がってしまいます。
このピンクともパープルとも言えない微妙な色合いが、この作品"直江津高校制服"を象徴する難しいカラーとなります。

コストを優先してカラーには妥協するか、微妙な色合いにまでこだわるかはお財布との相談となるわけです。

この私立直江津高校の女子制服では、ピンク系のカラーと女の子らしいパフスリーブが、愛らしいキャラクターを作り上げています。

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スカート

スカートのひだの本数は、イラストなどを確認しますと12本となります。
委員長でもある「羽川 翼」のスカート丈は膝上2~3cmの長め、「戦場ヶ原 ひたぎ」「老倉 育」などはミニスカートとなります。(スカートベルトの巻き上げで対応出来ます)

また、スカートでもその最大の特徴はカラーリングにあります。

  1. 原作小説 :グレー
  2. アニメVer:パープル

原作、小説の挿絵に描かれているイラストでは"グレー"ですが、アニメは"紫"でこれまた制服などに使われる既製生地には無いカラーになっています。
リアルな制服として考えれば、現実的なのは小説Verの1.グレーとなります。が、多くの人がイメージするのは2.アニメVerであることから、イメージに忠実なのは"紫"となります。

しかしながら、原作Verのグレーを好む人も一定数います。このあたりは個人の好みでもありますので、どちらが正解であるとかは言い切れないのです。

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スカートの色もジャケットの色に合う独特な紫、ウェストも細く見えるデザインの制服

この直江津高校の女子制服で気をつけなければいけないのは、全体的に制服の色合いが明るい系で膨張色であるということです。

普通、学校制服は黒やグレーなどのダーク系のため引き締まって見えるものですが、このような膨張色系では気をつけないと太って見えてしまいます。
当然、写真にも太って写ります。

せっかくこの直江津高校の制服は胸回りが大きく見えて、ジャケットの裾にも広がる赤ラインが入っておりお尻のメリハリもしっかりと付けられるデザインなのに、ウェストがしっかりと絞り込まれていませんと寸胴になってしまうのです。
それも、明るい膨張色で幅の広い寸胴!

このあたりも、しっかりとチェックしましょう。

『化物語』私立直江津高校女子制服

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