コミケC95 ビッグサイト

Event review

イベントレビューコミケC95 -3日目

 

コミケC95 ビッグサイト

コミケC95、3日間お疲れ様でした

コミケC95(2018冬コミ)は、3日間ともにいいお天気に恵まれ、大きな事故なども無く無事に終了しました。

3日目は、1・2日目に比べて少し雲がありときおり風が吹く状況で、屋外のコスプレエリアでは太陽が陰ると寒いと感じる状態でした。
日向にいれば、何とかしのげる気候です。

それでも、露出度の高いコスプレでは寒いのには変わりはありませんけども。
2日目に頑張っていた常連コスプレイヤーさんが3日目には風邪をひいてダウン、なんてことも散見されていました。無理をせず、体調管理には気をつけましょう。

夏コミはジリジリ焼ける炎天下と酷暑の中、冬コミは寒風の中、とコスプレをするのには必ずしも適しているとは言いがたい中で、みんなやせ我慢をしながら「どうやったら来場者を楽しませられるのか」を試行錯誤しながら参加しています。

年々増加している来場者

コミケでは来場者のことを「参加者」と呼びます。

これは、会場に来る来場者は「お客様」ではなく、コミケを構成する要素の一つになっているからです。来場した一人一人が、コミケを作り上げる制作者なのです。
大行列もコンテンツの一つなんですね。

今回のコミケC95の来場者人数が発表されました。

  • 1日目 17万人
  • 2日目 19万人
  • 3日目 21万人
  • 合計  57万人

昨年の冬コミC93の55万人、2014年C87の56万人を上回り、2013年の夏コミC84の59万人に次ぐ史上2番目となりました。
どうりで、午後のコスプレエリアは混雑して身動きが取れない状況になるわけです。
近年は、ずっと50万人以上をキープしています。

コミケは通常、3日目の参加者が一番多くなります。
男性向け18禁のサークルが配置されるからです。

いつも不思議に思うのですけども、コミケの入場者数ってどうやって数えているのでしょうか?
入場チケットなどは無いため、正確な入場者数は計測できないはずなのですが。
入口にカメラがあって、AIが顔を識別してカウントしているハイテク?まさかね。。。

おそらくは、会場のどこか単位面積当たりの人数を数えてフロア面積をかけているのだとは思いますけども。

3日目の入場待機列

コミケC95 入場待機列

コミケC95入場待機列、夢の大橋からお台場方面を臨む

2日目の入場待機列は、ダイバーシティのガンダム近辺にまで延びていました。
3日目もそれに劣らず、10時の時点でTFT前から延びた入場待機列は夢の大橋で折り返した場所が最後尾となっています。

列の最後尾から左手にパレットタウンの観覧車、右にフジテレビ社屋が見えています。
TFTとビッグサイトは後ろになります。

こうなりますと、ビッグサイト前まで電車やバスでは行かず、東京テレポートかお台場の駅で降りて歩いてきた方が、最後尾は近いということになります。

この入場待機列は動き始めたら早いので、動くまでスマホでもイジリながらジッと待ちましょう。
列が動き始めましたら流れはいいので、スマホをいじりながら歩きますとコケたりして危険なので、前へ進むことに専念しましょう。

このあたりには、行列をさばくコミケ準備会の長年のノウハウが詰まっているのです。
今ではそのノウハウを、ゲームショウやコンサートなど他の行列が出来るイベントが採用しています。

この"夢の大橋"付近からの入場待機列は、ビッグサイトのエントランスへ入るまで約30~40分くらいの待ち時間です。
同人誌が目当ての人は、ここからまた東館へ行くのに時間がかかるのですけども。

コスプレエリアの混雑状況

コミケC95の3日間を通しまして、コスプレエリアの状況としましては

  • 1日目 比較的余裕もあり撮影しながらゆっくりと見て回れる
  • 2日目 混雑は激しく、撮影列も長くなり撮影に時間がかかる
  • 3日目 大混雑、場所によっては身動きが取れない

というような状況でした。

特にエントランスのコスプレエリアは、同人誌を買い終えた一般がコスプレを一目見ようと、狭いコスプレエリアへ入ってくることから、動線がメチャクチャになっており移動に身動きが取れない状況となってしまっています。

また、屋上エリアでは露出度の高いコスプレにカメラが群がる状況となっており、囲み撮影(おっぱい撮影会)が始まると、人は群集心理が働くことで「何だろう?」と余計に人が集まってきてしまいます。
有名なコスプレイヤーの囲み撮影が始まったと勘違いをし、とりあえず撮っておこうと集まってきてしまうのでしょう。

これが通路を塞ぎ、動線を寸断してしまうのです。

コミケC95 コスプレエリア

次回の夏コミC96では、同人誌の会場が西館とその奥に建設中の南館になります。

これは、一般人が同人誌を買い終えた帰り道にエントランスのコスプレエリアがあることになり、これまで以上の人がコスプレを一目見ようとエントランスのコスプレエリアに入ってくることが考えられます。
(一般の人がコスプレに興味を持ち入ってくることは、ユーザーを広げるという意味でも好ましいことです)

参加者が増えている現状もあり、絶対に今のスペースでは足りないよね、と思うのでした。
コスプレが、これだけコミケのマスコミ報道で上位に位置しているコンテンツである現状を踏まえれば、もう少し優遇して場所を増やしてくれてもいいのではないかなと考えます。

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