ハロウィンはどのように過ごしますか?
8月の夏休みが終わり、9月に入りますと街の空気は一気にハロウィンへと切り替わります。
ディズニーリゾートやUSJなどでも、9月中旬から10月末までキャラクターのコスプレで入場ができるようになります。
お店などでも、カボチャの装飾やオレンジのイルミネーションが施され、パーティグッズコーナーには仮装用のコスプレ衣装が並び、お菓子などもハロウィンパッケージとなり、ハロウィン商戦がスタートするわけです。
このように近年、日本でもハロウィンが根付いてきており、クリスマスやバレンタインと並ぶお祭りイベントへと成長してきています。
そんなハロウィンの由来は、ここで書くまでも無いでしょう。
その過ごし方は、女性は半分の50%がホームパーティ、30%がコスプレです。
対する男性はコスプレとホームパーティがそれぞれ30%ずつで、飲み会やコンパがそれに続きます。
その他には、学校や習い事のハロウィンイベントへの参加など、地域のイベントで子供達と過ごすことが多いようです。
つまりは、男女とも1/3の人が10月のハロウィンでは何かしらのコスプレをしているということになるわけです。
ちなみに、日本では大人が大騒ぎをしていますが、海外のハロウィンは子供のためのイベントになり、海外の人から見たら日本の渋谷などの街でのハロウィン騒ぎは特異に映るようです。
このため、この騒ぎ自体が「クールジャパン」の一環となっており、わざわざこの時期に合わせて観光で海外から見に来る人もいるようです。
ハロウィンでのコスプレの傾向
ハロウィンでのコスプレ予算は、女性では最も多いのが5,000円以内で45%、3,000円以内が23%と、5,000円以下で94%を占めます。
男性では5,000円以内は28%と下がり、3,000円位内が33%と最も多くなります。
こちらも5,000円以下で84%、5,000円以上が16%もいるのは男性の方が仕上がりにこだわる傾向にあるとも言えます。
平均的には女性の方がコスプレ衣装にはお金をかけますが、経済的にはシビアで5,000円以上は絶対に出したくない。
平均的な男性は3,000円位内で安く抑えますが、一部には本気モードのコスプレをする人が女性よりも多い、という傾向にあるようです。
このあたり一般の人のコスプレ感覚は、コスプレイヤーの金銭感覚とは大きく違うということになります。
コスプレイヤーの衣装にかける金額は、1着当たり2~3万円を上限としています。
この男女による予算感覚の違いは、コスプレへのこだわりの違いにも現われており、女性は価格の安さとサイズ感を重視しているのに対して、男性は「他人とかぶらないキャラクター」「人気のキャラクター」「意外性、驚きのあるキャラクター」と、見た目やインパクトを重視しているようです。
ハロウィンの夜、街で完璧な仕上がりのコスプレをしている人がいましたら、本気モードで女性なら4~5%の人、男性なら15~16%の人ということになるわけです。
せっかくのハロウィン衣装の活用法
ハロウィンで使用するコスプレ衣装は、一般の方であれば1回ぽっきりで終わってしまうと思います。
よくて、クリスマスパーティに再利用する程度でしょうか。
少なからず5,000~1万円といったコストをかけて、1年に1回の使用ではもったいないと思いませんか?
メイク道具も、ハロウィン専用に揃えたものは多いと思います。
そのほとんどが残っていたりしませんか。
また来年、とは言っても来年は来年で流行もあるでしょうし、衣装は保管中に汚れたり壊れたりして使えないかもしれません。
化粧品も使うには期限があるでしょう。
そんなハロウィンで気合いを入れたコスプレを披露、評価が高かった場合にこれを1回ぽっきりでお蔵入りさせてしまうのは、すごくもったいないと思うのです。
そこで、その完成度の高いコスプレを年末のコミケ、通称「冬コミ」へ持ち込んでみてはいかがでしょうか。
コミケはオタクの祭典、一般の方が参加するのにはハードルが高いと思っていませんか?
そんなことはありません、最近では地下アイドルや飲食店が宣伝のためにコスプレをして認知度アップを図っているケースが目立つのです。
そんなビジネスライクでコスプレをするわけでなくても、文化祭的なノリで軽く注目を浴びに参加してみるのも、悪くないのではないでしょうか。
ハロウィンはどちらかと言えば全員参加型、その場の空気をみんなで一緒に楽しむのがメインのイベントであり、他の人からコスプレを評価される機会がありません。
「いいネ!」一つで終わり、せっかく気合いを入れて作り込んだのに…です。
これに対してコミケでは、評価の高い手が込んだコスプレには人が集まります。
ちょっとしたアイドル気分を味わえ、その人数がそのままコスプレの完成度への評価となるのです
確かにアニメ・ゲーム系のコスプレが大半を占めますが、中には工夫を凝らしたオリジナルのコスプレを披露している人もいます。
もしハロウィンでそのコスプレの評価が高かったら、一般からの殴り込みも考えてみてはいかがでしょうか。
仮に失敗、人が集まらずに玉砕したとしましても、それはそれで思い出として楽しい記憶が残るはずです。いや!?リベンジを挑んでハマるかも?
次のコミケは年末の3日間で開催されます、この3日間で好きな日に参加でOK、入場料や事前登録は必要なく自由に参加できます。
コミケの会場内でコスプレを行う場合には、当日のコスプレ登録と更衣室利用料が必要にはなります。
表現の自由が優先されることから、公序良俗に反しなければ露出度やグロなどに厳しい規制はありません。
どうですか?興味が沸いて来ませんか??